彫刻刀の研ぎ方についての質問をまとめています。
Q.削ると木がバサバサになります。
対処法はありますか?
A. よくある質問がこちらです。
主に、2つの理由があります。
①木の繊維に逆らって彫る逆目で彫っている。
②彫刻刀の切れ味が落ちている。
①の場合、
下記動画を見てください。
☑そこまで逆目を気にしないでバサバサになったら反対方向から削るという感覚でいいです。楽しむのが一番!
②の場合、
刃物を研いでください。
それでは、研ぎ方の説明をしていきます。
『荒研ぎ』→『中研ぎ』→『仕上げ研ぎ』の順に研ぎます。
荒研ぎは、大きな欠けが無い限り必要ないので、中研ぎ→仕上げ研ぎが一般的です。
『荒研ぎ』・・・砥石:荒砥 刃物が大きく欠けたとき。
『中研ぎ』・・・砥石:中砥石 小さな欠けや切れ味が落ちたとき。
『仕上げ砥石』・砥石:仕上げ砥石 中研ぎの刃がえりを研ぐとき。
研ぎます。
刃物は一般的には、まず裏を平らにしてから表も平らに研ぐのが基本です。
丸刀もこのイメージが大事です。
ここでは真っ直ぐ研ぐという事を意識してもらう様に説明します。
平刀中研ぎ
使用砥石:中砥石1000番
(番号は、粒度が荒いものの数字が低く、大きいものが細かい)
失敗例
平刀仕上げ研ぎ
使用砥石:仕上げ砥石
(金物屋で売っている人工砥石やホームセンターで購入のものでよい)
刃物裏面の研ぎ
丸刀
丸刀にちょうど良い溝の砥石が売っていないので、丸刀用の砥石の作り方をみてください。
平刀のように裏研ぎをする必要がないので直ぐに研ぐ。
彫刻刀研ぎ ・・・1本 500円 (送料別途) で承ります。
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彫刻刀の梱包方法
配達業の方にご迷惑がかからないよう、梱包をお願いします。
段ボールの用意
折り曲げて刃物を挟む
両サイドをガムテープでぐるぐる巻き
彫刻刀も一緒に巻く
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