仏像彫刻 中級者向けの彫刻刀

 

当工房で5本セットの彫刻刀を買ったお客様用に紹介したい彫刻刀です。

 

以下の刃物があると沢山の仏像にチャレンジしやすくなります。

 

 

・丸刀3mm         2850円
(白衣観音のシワを彫る時に使います。これ一本あると細い部分を彫りやすくなります)

 

 

・極浅丸 4.5mm 2500円
(浅丸と平刀のいいとこどり 角が無いので彫りやすい。シワを彫る時に。)

 

・浅丸 9mm       2900円
(カーブを綺麗に仕上げたい時に。)

 

 

・平刀3mm       2300円
(手や顔など細かい部分を彫る時に。)

・小刀3mm       2900円
(顔、首元、袖口、脇を彫る時に。)

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仏像の光背を彫る道具

 

仏像彫刻の経験者の方かた光背の木材とくり抜きを用意して欲しいという相談でした。

 

当工房でくりぬきをして発送させていただきました。

 

 

こちらが観音様の光背です。心棒もつけました。

 

 

くり小刀

 

光背のような透かし彫りをする際に活躍するのがこちらのくり小刀です。

 

先端をうまく使い彫っていきます。

 

 

このように透かし彫りの場合はあると便利です。

ショート動画もつけておきますので興味のある方はご覧下さい。

 

 

道具の相談も気軽にご連絡ください。読んでいただきありがとうございました。

杉の建材で阿弥陀様を彫刻

 

基本的には、木曽檜で仏像彫刻していますが、

今回は、思い入れのある杉の建材を使って阿弥陀様を作って欲しいと、ご依頼を頂戴しました。

 

 

 

杉の木材でも、仏像を彫ることは出来るのか。

 

 

【結論】

可能ですが、木曽檜と比較すると、刃物の切れ味を相当良くしないと、仏像を仕上げるのは難しい。特に、顔や螺髪などの細かい作業が必要な場所への使用はおすすめしません。

 

 

 

お客様から木材が届きました。

まっすぐで、年輪の幅は狭い木目なので、なんとかなりそうです。

 

 

真ん中に穴があるので、この箇所を外したら、2体分の木材が取れました。

鉋がけをすると、きれいな木目が出てきました。

 

 

図案を描いていきます。

 

 

輪郭を彫りました。

 

 

 

彫ってみると、

刃物をかなり研いで切れ味を良くしないと、木の表面がバサバサになってしまいます。

また、木目に対して横削りをすると年輪の所で刃の進みが鈍くなります。

木曽檜のようにサクサクは彫れません。

また彫刻刀が傷がつきやすく欠けやすいので注意が必要です。

 

仏像は、顔を筆頭に、細かい彫刻が必要なので、素人にはおすすめしません。

もし杉を選びたい場合はこれ以上に年輪が細かい木材を選んだ方が良いでしょう。

杉の中でも屋久杉などは比較的彫りやすいかと思います。

 

 

 

当工房では、年輪が細かく、彫りやすい木曽檜の木材を提供しています。

仏像彫刻を検討されている方はぜひ覗いてみてください。

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