仏像彫刻 仏像の螺髪の意味と彫り方について動画を加えて説明します。

仏像の阿弥陀様やお釈迦様の髪の毛にブツブツしたものがあります。これが螺髪(らほつ)になります。一つ一つが貝のように渦を巻いています。

 

螺髪について説明します。髪の毛がネジのように右まわりに納まっています。螺髪(らほつ)の螺(ら)は巻き貝の意味です。

 

これはお釈迦さまが修行中に伸びた髪が縮れて丸まっている様子をあらわしています。

 

 

仏像彫刻のホームページなので彫り方を説明していきます。

 

これから螺髪の彫り方を画像と動画で説明していきますので参考にして下さい。動画は最後にあります。

 

 

先ず仏像の頭の形を綺麗に整えた所からスタートします。上から見ても正面から見ても左右対称になるように整えて下さい。これをしっかりやらないと形が悪くなってやり直すことになる場合が多いです。

 

 

螺髪は丸いのですが先ずは螺髪の縦の大きさを決めていきます。ここで同じ幅を意識して彫ってください。

後半の動画では下絵を描いてから彫っていますので下絵を書いて彫るのをお勧めします。

 

 

後ろかた見た様子

 

 

横から見た様子

 

 

真上から見た様子

 

 

次は正方形を描いていきます。これが一つ一つの螺髪になります。

深めに彫っておくと立体感が出ます。

 

 

全て正方形にしました。

 

 

正方形の角を落として八角形にします。(画像では下部)

 

その後は八角形の角を削ルト丸みが出ます。

 

それが終わればいよいよ渦を彫ります。

 

渦は入れない場合も多いです。

 

自信のある方はチャレンジしてみて下さい。

 

 

渦を彫り込んでいきます

 

一連の流れを動画で説明しましたのでよろしければご覧ください。