2022年

6月

15日

仏像彫刻用の木材の販売 火炎光背

当工房には、仏像彫刻をされている方から木曽檜の木材を販売してほしいという声が多く、仏像彫刻用の木材を切り売りしています。

 

家がアパートで大きな音が出せない方は輪郭カットもしてほしいという声も多いです。

 

今回は不動明の立像、坐像の台座・光背を発送しました。

図案は初心者でも彫りやすいシンプルなデザインを考えてみました。

 

 

坐像用 高さ 光背20センチ 台座6センチ (18500円)送料別

立像用 高さ 光背30センチ 台座6センチ (16500円)送料別

希望の方は本体の大きさに合わせて作れますのでご連絡下さい。

 

本業の合間に木材のカットをしていますので最低でも10日のお時間は下さい。よろしくお願いします。

 

2020年

4月

14日

丸刀の研ぎ方

丸刀も研ぎは3工程あります。

 

『荒研ぎ』・・・刃物が大きく欠けた場合。砥石は荒砥石

 

『中研ぎ』・・・小さな欠けや切れ味が落ちた時。砥石は中砥石

 

『仕上げ研ぎ』中研ぎの刃がえりを研ぐ。砥石は仕上げ砥石

 

基本的には丸刀の研ぎも中研ぎ→仕上げ研ぎが一般的になります。

 

丸刀の場合は平刀のように裏だしをする必要がないので直ぐに研いで下さい。

丸刀は市販の砥石もありますが自分で丸刀用に作った方が良いので作り方から説明します。

次は研ぎになります。

 

平らな彫刻刀と同じ様に砥石にぴったりつけて研がないと刃物が丸くなってしまいますので気をつけて研いで下さい。

平らの彫刻刀の研ぎ方を見たい方はこちら→ 彫刻刀の研ぎ方

2020年

4月

09日

彫刻刀の研ぎ方

彫刻刀の研ぎについて

研ぎは基本的に3工程あります。

『荒研ぎ』→『中研ぎ』→『仕上げ研ぎ』の順に研げますが荒研ぎは大きな欠けが無い限り必要ありません。

 

『荒研ぎ』・・・刃物が大きく欠けた場合。砥石は荒砥石

 

『中研ぎ』・・・小さな欠けや切れ味が落ちた時。砥石は中砥石

 

『仕上げ研ぎ』中研ぎの刃がえりを研ぐ。砥石は仕上げ砥石

 

基本的には中研ぎ→仕上げ研ぎが一般的になります。


刃物は一般的には裏を平らにし表も平らに研ぐのが基本です。丸刀もこのイメージが大事です。

 

<日本製の刃物の構造>

鍛冶屋さんで頼む彫刻刀は地金(柔らかい鋼)と硬い鋼を張り合わせた二枚構造になっています。下の画像の様に鋼のある面を裏と説明します。

この鋼のある面を真っ直ぐにしてある事も切れ味の良さを左右します。過去の記事でも説明していますのでこちらを見て下さい。→ 彫刻刀の裏の研ぎ方

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